クラウド会計ソフトでパニックに陥っているスタートアップ経営者のために!キリッ
今でこそ会社のお金のことは少しずつ整理されてきたんですけど、起業してすぐは本当にパニックでした。
もうとにかく起業して一番最初にやることはクラウド会計を契約してデータ連携だ!って信じて疑いませんでしたから。1mmも疑いませんでしたから。
その結果どうなったかというと、膨大なデータが取り込まれていて、画面開いた瞬間に絶句ですよ!2分くらい眺めてそのままパソコンを閉じる、その繰り返しで何も手を付けられなくなっちゃったんですよ!
あれまじで良くないと思う。吐くよ。
ベテラン経営者「北野さん」 |
|
IT企業社長歴17年目、17期連続黒字、無借金経営継続中。 中小企業の経営意識をなんとか変えて倒産をなくしたい!という気持ちが強すぎて、ついつい辛口(口が悪いだけ?)になる40代。ちょこざっぷがマイブーム。 |
保険屋のおじさん「とらさん」 |
|
保険代理店のおじさん。前職は広告代理店の営業。 広告代理店時代に古き良き昭和の熱い経営マインドを刷り込まれ、プロジェクト予算管理を叩き込まれる。50歳を過ぎてから現金出納帳を書き始め、昨今の“ぬるい”企業体質に違和感を持っている。 |
とりあえず起業してみた肩書だけの社長「愛(アイ)ちゃん」 |
|
経営の「け」の字も知らずにWebの会社を起こして3年目。 経営の素朴な疑問をそのままにせずに、頼れる先輩たちから助言を得ながら、日々学んでいる勉強熱心な30代。 |
ソフト開く度に吐きそうでヤバかったです。
仕訳もろくにできないやつが使うもんじゃないよ。
当たり前だよな。自分でわからないものをシステムに処理させたって、それが正しいか間違ってるかも判断できないんじゃあ。
「何でもいきなり外注するな!」というのはそういうこと。
まず自分が理解してから人に頼むんだ。じゃなきゃ上がってきた成果物を評価すらできねえだろ。
本当にその本質がわかっていないやつらが多すぎる!(怒)
そんなやつは経営するな!
そもそもなんで、クラウド会計ソフトを使い始めたんだ?
自分の頭で考えろよ〜…。
私って、職業柄ずっとパソコンに向き合ってるじゃないですか。
もうGoogleに私の閲覧履歴全部バレてるので、あらゆる広告がクラウド会計ソフトだったんですよ。(笑)
「起業したら、クラウド会計ソフトだ!そういうもんだ!」って、擦り込まれてしまって……。今思うと、完全に洗脳されていましたね。
会計の素人がな、税理士費用ケチって自分でやろうとするその発想がそもそも間違いなんだよ。
素人は、何に金を使ったかを全部エクセルにまとめるとかして、税理士に渡すの!
その後の仕訳、月次決算は税理士にやってもらうの。
(本当は中小企業もERPで管理会計やっておくべきだけどな)
csvで渡せば税理士が自分の会計ソフトに取り込んで結果のデータを返してくれるはずだよ。
それを中小企業の社長たちがやらずに、未だに紙のレシートなんかで税理士に郵送してっからその手間を省くためにクラウド会計使わされてんだよ!税理士が黙ってるだけ。
本人たちも分かってるはずだよ、素人に使いこなせないって。
間違った仕訳をそのままにされてるよどうせ。
でも北野さん、あの、経営も知らずに会社を立ち上げちゃうと、創業時は毎月の税理士費用がもったいないなって思っちゃうんですよ〜!><
その自分のひねくれた根性が、マジで諸悪の根源だった。
北野さんに言われて雷が落ちたようだったんですよ。
「そもそも税理士雇えないようなやつは、そんな事業やめろ」って。(苦笑)
スゲー納得したのに…
クラウド会計使うと、ちゃんとお金の流れの中身を見なくなって、管理がずさんになっていくってパターンがほとんどだよ。
ちゃんと理解して使えている人以外は。
とにかく出たり入ったりするお金をちゃんと細かく見ればいいんだよ。入出金のタイミングとか内訳とか、全部見れるんだから。それを放置するからいけないんだよ。
預金通帳を見るのと一緒。電子か紙かって違いなんだから。
入金ちゃんとあるかなってドキドキしながら記帳して、ATM がジジジジって鳴っているのを聞いて「ちゃんと入ってるかなぁ!」って思うじゃん。
あのドキドキと、入金があったときの喜び! 通帳見てニヤニヤするのが大事なんだよ。
だから 1 円のありがたみがわかるんだよ。通帳がなくて、すべてデータになってたら、実感がないだろ。
脳が退化するよ。
俺の知り合いのところでも、月次決算が翌々月ってところとかある。
でも、例えば会社が危機的状況だったら、そんなスピードだと手遅れになっちゃうよね。2ヶ月前の月次見せられて「かなりヤバイです」って言われても、もうその時は2ヶ月経ってるから…潰れているよ。
要は節税対策なんだけど、利益出し過ぎると税金も高くなるから、ギリギリ少しくらいの利益にするっていうのはよくある話だけど。
赤字ってのは、本当に赤字なんだよ、きっと。残念ながら。
過剰に利益を調整して払う税金は少なくなっても、出費は出費だからね。会社からお金が出ていくことに変わりはない。
俺が前いた会社の社長は正直に経営していたから、「うちはちゃんと税金納めているんだから、お前らは道の真ん中を堂々と歩け!」って、いつも社員は言われてたな。
どうにかこうにか税金払わないように、ウルトラCを連発する社長ばかりじゃないんですね!!
そんなこと絶対にしない!
でも、一方では真面目にやっている会社もあるんだから、そういうところが正しく評価される世の中だといいよな。
今は企業コンプライアンスの考えが大企業を中心に広がりつつあるから、少しずつだけど不正がやりにくくなってきているけどね。とにかくさ、俺らだけでも真面目にやって、このブログで正しい会社経営を広めていこうよ。
コメント