新着情報:時代の変化と事業の変化。日本人は変化が苦手?
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時代の変化と事業の変化。日本人は変化が苦手?

日本人は変化が苦手 その他
年齢の話をしてもいいですか? 私も気付けば30代半ばになりましたが、本当に自分が生きている間に時代がどんどん変化してるって肌で感じます!
日本でスマホが販売され始めたのが2007年らしく、そのニュースも当時の自分的にはかなり衝撃的だったのですが、今考えると変化の序章ですよね。

とりあえず起業してみた肩書だけの社長「愛(アイ)ちゃん」
経営の「け」の字も知らずにWebの会社を起こして3年目。
起業1年目に「お金の管理の仕方」「クラウド会計ソフト」で大パニックを引き起こし北野さんに救われる。その時から無意識に刷り込まれている「常識」や「当たり前」を疑うようになり、疑問を先輩たちにぶつけまくる30代。
うん、ここ数年でまたフェーズが変わったよね。生成AIにはびっくりしたけど、これから生まれる子どもとかはそういうのが当たり前になるんだろうな。

保険屋のおじさん「とらさん」
保険代理店のおじさん。上場まで経験した前職の広告代理店で、古き良き昭和の熱い経営を叩き込まれる。50歳を過ぎてからプライベートでも「現金出納帳」を書き始め、自身のコミュニティ「現金出納帳の会 師範」。
インターネットが当たり前の1990年代~2000年代に生まれた人たちはデジタルネイティブって言われるけど、それすらも古いって感じてしまうよね。

ベテラン経営者「北野さん」
IT企業社長歴17年目、17期連続黒字、無借金経営継続中。
中小企業の経営意識をなんとか変えて倒産をなくしたい!という気持ちが強すぎて、ついつい辛口(口が悪いだけ?)になる40代。ちょこざっぷがマイブーム。
え、そうなってくると、私たちなんて化石?
科学技術だけがどんどん一人歩きして、人間が追いついていないって感じることがあるんだよな。
人間って意外と変化に弱いからね。
会社にもいるでしょ、新しいシステムを導入しようとしても「そんな必要はない!今のままで十分だ!」って拒絶する人。
団塊世代はそろそろ退職しているからだいぶ減ったと思うけど、若い世代にもいるよ。頭の中が凝り固まった残念なタイプの人たち。
いるね、年齢に関係なくいるね。成功体験があると、なおさらだよね。このやり方で成功した、みたいな成功の原型があると、そこにしがみついちゃうんだよな。
アンラーニングができない人たちですね。残念。
(愛ちゃん上から目線だな。どこからその自信がくるんだろう……)
団塊世代は違った意味でなかなか変化に適応できないんじゃないかな。
だってさ、団塊世代って働き盛りの40代がバブルなわけよ。景気が良くてお金が回っているだけなのに、自分が仕事できるって勘違いしちゃってるからさ。時代が良かっただけなのにな。
バブルって話でしか聞いたことないです。北野さんはバブルの時はすでに社会人?
いやいやいや、まだ学生だよ。自分が社会人になったのはバブルが弾けた後だから、そりゃもう散々ですよ。バブルのつけが一気に回ってきたって感じで。でも良かったけどね。おかげで地に足つけてビジネスできたし。
地に足つけて、って大事だよね。金銭感覚がいまだにおかしいバブル経験者は会社にとって不良債権みたいなもんだよ。
経費ならバンバン使っていいと思っているからね。会社の金で飲み歩いたりする時代じゃないのにな。裸の王様だよ。
あー、思い出した。なんかそういう人たちの末路って、さらに悲惨らしいですよ。
愛ちゃん、なんか面白いネタ持ってんの?
ネタっていうか、前に何かで読んだんですけど、定年退職後の夫婦のこわい話です。
いわゆる団塊世代がその典型だと思うんですけど、何しろ夫は会社人間だったので、現役時代は会社を中心としたコミュニティーがあったので、それなりに忙しくしているんですよ。
わかるわかる。プライベートも会社がらみってパターンだね。接待ゴルフとか、社長の家にお呼ばれとか。そういうの懐かしいな。
でも、夫はやがて退職をするわけですよ。
そうなると、もう本当にプライベートで居場所がなくなるらしいですよ。
損得感情なく付き合っていた純粋な友人もいない、趣味らしい趣味もない、当然家庭のことは妻に任せっきりだったので近所付き合いも地域の繋がりもない。
みんながみんなそうとは限らないですが、そういう人、結構いるみたいで……
それで?まだ続きがあるんだろ?
それで、そういう夫は退職後に家にずっといるから、妻としては負担が大きいみたいで。
何もしないくせに三度の飯は要求する。暇だから妻の買い物にもついて行く。なんだったら家でやたら偉そうにして、妻の家事にダメ出しまでする。
……でも、自立していないんですよね。自分1人では何もできない。
まるで子どもだな。
子どもだったらかわいいですけどね……。
彼らは妻にくっついて行動するから濡れ落ち葉って言われているらしいですよ。
すげえ呼び方だな。差別にならないのかな?
大丈夫だと思います。濡れ落ち葉って言い方は、それなりに周知されてますよ。
で、話にはさらに続きがあって、最後にどうなると思います?
え、どんな結末?
離婚ですよ、離婚。妻に捨てられるんです。
賢妻は夫の給与で地道に貯金か、あるいはへそくりをしてたので、けっこうお金はあるんです。
だから、もう稼がない夫といるよりも離婚ですよ。華々しいセカンドライフの始まりです!
女性はすげえな。強いし賢いし。叶わないよ。
今ごろ気付いたんですか? 女性に叶うと思ってたんですか?
まぁまぁ、性差の話をしてもしょうがないでしょ。
何の話だったかというと、生き残っていくためには環境適応能力が必要、ということだね。
退職したら、身の振り方も変えないとね。威張っちゃダメだよね。まずは地域デビューからかな。ボランティアやったり。
犬とかがいるといいよね。毎日の散歩で飼い主仲間ができるし。それだ!
まぁ、濡れ落ち葉にならないためには個々が何らかの対策をすればいいだけの話ですから、それより、日本企業も変わらないと、ですよ。
古い体質の日本企業はどんどん時代に取り残されてしまいますよ。日本製品は質がいいから高く売れる、って時代でもないんですから。
過去のプライドを捨てて、ビジネスモデルを変化させていかないとグローバル市場で生き残れないですから!
愛ちゃんもだんだんと主張が出てきたね。俺たちの影響かな。
質が良くて、しかも安い!ってものが支持されるよね。
中国や韓国がそういうプロダクトたくさんつくっているでしょ。最初は日本製を真似してつくってたからオリジナルには叶わなかったけど、今はもう品質も申し分ないからね。
日本もいっそのことイタリアみたいに振り切っちゃえばいいんだよ。
あの国はいいよ、時代の流れは全無視だからね。昔から独自路線。じゃないとフェラーリやランボルギーニみたいな車は生まれないよ。追求しているのは実用性とかじゃないからね。完全に嗜好品だよ。
確かに日本は職人の国だから、機能性や実用性じゃないところでものづくりは勝負していけばいいかもしれないですね。
昔はけっこうあったんだけどな。やたらに質の高い日本のオーディオメーカーとかあったよ。日本よりも世界で有名だった。会社名忘れたけど。でも、今また企業がそういう方向に向かってくれるといいな。可能性はあると思うよ。
よし、そういう企業を応援するためにも成功してフェラーリ買うぞ!
違うでしょ、日本製を買えって話でしょ。

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