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中小企業の新規採用では社長の本気度が問われる!

中小企業の新規採用では社長の本気度が問われる! 会社の経営
知っていると思いますけど、私の会社で2月に初めての採用をしたじゃないですか。マジで会社にとって英断でした。勇気のいることでしたが、結果会社が大きく飛躍しましたし、本当に採用してよかったと思っています。

とりあえず起業してみた肩書だけの社長「愛(アイ)ちゃん」
経営の「け」の字も知らずにWebの会社を起こして3年目。
起業1年目に「お金の管理の仕方」「クラウド会計ソフト」で大パニックを引き起こし北野さんに救われる。その時から無意識に刷り込まれている「常識」や「当たり前」を疑うようになり、疑問を先輩たちにぶつけまくる30代。
そこは褒めるよ。採用は勇気がいることだって知っているから。でも、採用がうまくいって愛ちゃんの会社がスケールしているのはいいことだね。理想的な成長だよ。

ベテラン経営者「北野さん」
IT企業社長歴17年目、17期連続黒字、無借金経営継続中。
中小企業の経営意識をなんとか変えて倒産をなくしたい!という気持ちが強すぎて、ついつい辛口(口が悪いだけ?)になる40代。ちょこざっぷがマイブーム。
えっへん。
(愛ちゃん、鼻高々だな……)
そういえば俺のお客さんで製造業の人がいるんだけど、毎年コンスタントに2名採用しているんだよな。年商は2億くらいでステンレス加工やっている会社。
零細企業の部類に入ると思うんだけど、毎年2名はすごいよね。だから、昨日「どうやって採用しているの?」って聞いちゃったよ。

保険屋のおじさん「とらさん」
保険代理店のおじさん。上場まで経験した前職の広告代理店で、古き良き昭和の熱い経営を叩き込まれる。50歳を過ぎてからプライベートでも「現金出納帳」を書き始め、自身のコミュニティ「現金出納帳の会 師範」。
気になる気になる!
話を聞いたら、採用の方法自体は普通だった。特別なことはしていない感じだよ。普通に大手採用メディアに求人広告を載せて、母数を確保しているみたいだった。そこから書類選考やら面接やらに進むわけだけど、どうやら社長が採用業務をやっているらしいんだよね。それが特徴といえば特徴なのかな。
珍しいね。中小企業でも、「採用業務はタッチしません」って社長いるからね。俺もそうだけど。
え、北野さん採用はノータッチなんですか?! 気にならないんですか?
気にならないわけじゃないけど、うちは分業体制が徹底しているから、社長は経営のみ! 人事はやらんのだよ。ITっぽいでしょ。
考え方は人それぞれだからね。北野さんの場合、それでうまくいっているんならいいんじゃない?
で、話は戻るけど、その社長、採用の本気度がハンパないんだよ。大阪から募集があったら、パッと会いに行くらしいからね。必要とあらば親御さんにも会うみたいだよ。
そこまでの熱量で1人の人と向き合っているから、入る人にも伝わるのかな。そんなだから入る人もそれなりの覚悟で入るし、簡単には辞めないらしいよ。
本気の採用、いいじゃないですか!そこですよ、そこ!
今は1回も会わずにオンラインで採用が決まっちゃう時代だし、情報だけで人を判断するからね。その人の何がわかるって話だよな。だからみんな入ったその日から転職サイトに登録するんだよ。
採用って経営にも直結しますから、もっとも本気にならなければいけない部分なような気がします。
もちろん採用は大事だけれど、入った後も大事なんだよね。俺、そこはけっこうちゃんとやっているかな。会社のルールを見直したり、休日を確保したり、社員の働きやすさを重視していろいろなことをやっているつもりだよ。
なるほど、北野さんもちゃんと“本気”なんですね。安心しました。
今は会社を中からも外からも磨かないと生き残れない時代だからね。中小企業の場合は、社長に子どもがいなかったら第三者に事業承継しないといけないし。
もちろんM&Aって方法もあるけど、誰かに譲るにしても買ってもらうにしても、会社が魅力的じゃないとどうにもならんからね。
会社そのものの在り方も見直さないといけない時期だよね。社員数も多ければいいというものでもないし。社員一人にかかる経費って、採用から含めると膨大な金額だから会社を必要最低限にダウンサイズして、利益を最大化させるって方法もあるよね。
なるほど。スケールさせていくだけが生き残りの方法ではないのですね。
だと思うよ。高度経済成長期ってわけでもないから、これからの時代の人材は量より質だと思う。
理念とか志とかに本当に共感して頑張ってくれる人が少数いればいいって時代。さらにいうと、管理しなくても社員が自走してくれたら最高なんだけどね。
社員も多すぎると、管理しきれなくなるからね。人の管理って本当に大変だよ。
信じりゃいいんだろうけど、信じてたら横領とか情報漏洩とかってことになるから、やっぱりガチガチに管理・監視しないといけないのかな。悲しいよね。
それ言ったら、最近すごく興味深い話を聞いたよ。某大手IT企業が最近絶好調らしいんだよね。
サービスは大して変わってないし、産業や市場が急激に成長しているわけではないからどうしてかなと思ったら、どうやら社員の管理方法を変えたらしいんだ。
それだけ?
そう。その会社は営業社員がとにかく多いんだけど、“営業あるある”で、みんな適度にサボっていたわけよ。
お客さんのところに行った帰りに喫茶店で2時間休むとか、まだ早いのに直帰しちゃうとか、営業の人の1日の稼働時間が正味少なかったわけ。
営業あるあるだね〜
だから会社も「これはマズい!」と思って、超管理方式に切り替えたのさ。その管理もAIがやるんだよ。ITだけにね。
営業社員の動きをAIが管理して、いつどこで何をしているかが共有されて、その人の1日が完璧に可視化されているみたい。次どこへいくかっていう指示も出るんだって。
つまり、上司がAIってことだよね。
社員の意志が全く反映されないんだね。家畜と一緒だね。
家畜じゃなくて、せめて社畜って言ってくださいよ! 本当に不適切発言多いんだから……。
でも、そうしたら生産性が上がったんでしょ?
そうなのさ。まぁ、でも管理方法はともかくとして、それが正しいんだと思うよ。サボることが常態化している方が不健全だしね。だから、社員のパフォーマンスが最大化されてよかったんじゃないかな。
でも、そのAIの管理方式、システムを入れるだけでもお金かかるんじゃないですか
そう。よく気付いたね。金のあるところはすごいよね、ってことだよ。
AIの管理方式は大企業だからできたってことなのかな。中小企業はアナログ管理がまだまだ続くだろうね。
そう考えると、やっぱり採用は大事だね。いい人をとって、管理なんてしなくても信頼関係で仕事が回るっていう……それが理想だよな。
それ、まさしく私の会社で実現されてます! 信頼関係バッチリです!
せっかくいい人が入ってくれたんだから、社員が離れていかないように愛ちゃんも自分磨きと会社磨きするんだよ。
ドキ! その通りだ〜! 自分磨きは大事ですよね。エステ予約しないと。
(……そっちじゃないんだけどな)

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